17世紀の後半、英国海軍が密輸入者の取締りのため建造した武装カッター。
この種のカッターを初めて使ったのはこれらの密輸入者であった(当時の英国の造船業者は税関と密輸入業者の両方に同様の船を売っていたようである)。
沿岸警備、港湾探索測量、敵状偵察等の軍事行動を最も得意としていた。
この頃の英国海軍のカッターは、四角形のトップスル2枚ともう一つの特別のヤードにランニングスクェアセールを張っていた。
ジムブームが船体の5分の4と 一見 装備過度に見えるほど長いのは弱い風のためであるが、船体は広く喫水が深い。
強風の時にはトップマストを引き下げ、ジムブームを引き入れることができる。
カッターは、19世紀の終わり頃、競争用のスポーツボート等に派生した。
この帆船模型は1797年に建造されたものを1/72に縮小したモデルであり、大砲12門とカルベリン砲を装備している。
喫水の深い船体はChapmanの船体集を参考にしているようである。
2003年6月、個人からの依頼で、製作することになりました。
この帆船模型は、C.MAMOLI社のキットをベースにしています。
| Scale | 1 : 72 |
| L | 48 cm |
| H | 46 cm |
| 製作時間 | 280 hour |
| 東京都新宿区に出航中 | |
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| ウェルと手摺は黒檀、喫水線はウォルナット、 ウェルより上はツゲで張り、全て木地仕上げとしました |
デッドアイと自作のチェーン 砲門の間にあるのはオールを出す穴 |
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| 前方よりデッキ全景 | 後方より見たデッキ ずらり並んだ12門のカロネード砲 |
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| 前甲板のウィンドラスは、自作した。 | リギングは「アナトミーシリーズのアラート」 を参考にして、全面変更した。ランニング スクウェア ヤードを付けた。 |
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| デッキ中央部 グレーチング等の配置は全て変更した。 |
手摺上のスィーベルガンは8門とした。 |
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| 縮尺1/75ではセールが小さすぎるので作るのをやめた。 | 最近、このアングルの写真に凝っています。 チェーンの間に見える四角い穴は、排水溝。 |
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